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語学の仕事

翻訳業界の将来性と今後の需要は衰退?AI翻訳により仕事はなくなる?

こんにちは、ロベルトです。

  • 最近はChatGPTなどのAIや機械翻訳が流行っているみたいですが、翻訳市場の将来性や需要は衰退するのですか?
  • 今後、AI翻訳の発達で翻訳の仕事はなくなるのですか?

本記事ではこれらの疑問に答えてみたいと思います。

結論として、専門性が求められる案件では翻訳者の仕事は簡単にはなくなりませんし、AIや機械翻訳が仕事を行う上でプラスになることもあります。

Google翻訳やDeepLなど機械翻訳の精度が飛躍的に向上し、ChatGPTに翻訳を依頼すれば瞬時に回答が返ってくるようになりました。

「AIにより翻訳の仕事はなくなる」「翻訳家は食えない、仕事がない」という嘘っぽいことを言う人はいますし、過去の翻訳データがあればAIや機械翻訳でも対応できる箇所もあります。

しかしすべてにおいてAIや機械翻訳が専門性を持つ翻訳者に勝るというわけではありませんし、翻訳の仕事がAIに取って代わられるというわけでもありません。

翻訳はテキストの変換という印象を持たれがちですが、実際は機械的な作業とは程遠いクリエイティブな職種です。

たとえば製品カタログなどのマーケティング文書を翻訳する時には、読み手となる消費者が購買意欲を持つような訳出を意識しなければいけません。

人間の心理や感情を扱う場合、「AIの台頭によって翻訳業界はどうなってしまうのか?」ではなく、「AIや機械翻訳を使って翻訳業界にとって何をプラスに変えることができるのか?」と考える視点も重要だと思います。

本記事では、「翻訳市場の将来・今後は衰退?仕事はなくなるの?需要が多い分野」について考えてみたいと思います。

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翻訳業界の今後は?AI翻訳により仕事はなくなるの?

翻訳業界の将来性と今後の需要は衰退?AI翻訳により仕事はなくなる?

結論、翻訳者の仕事は今後も簡単にはなくなりませんし、AIや機械翻訳をどのように利用していくかがテーマになります。

AI翻訳により仕事はなくなる?

AIのメリットは即時性ですが、毎回校正が必要なのでAI翻訳により仕事はなくなる、翻訳家は食えないということはありません

たとえばChatGPTに何らかの文章を投げて「翻訳して」と依頼してみると、瞬時に回答が返ってくる即時性があります。

「即時性」に関してはAIが圧倒的に勝っていると言えるでしょう。

しかし翻訳の内容が性格なのかは別問題で、現状だとほとんどの場合は校正が必要です。

訳文も一般的な言葉が返ってくるため、読み手にとってはあまり刺さらない(ある意味読みにくい)内容になることもあります。

現状では「AIが原文を0から1に翻訳する」というところまではできると思いますが、納品に値するレベルまで仕上げられるかどうかは翻訳者自身が判断する必要があると言えるでしょう。

機械翻訳のメリットはデータベースによる効率化

機械翻訳はデータベースで機能しているので、翻訳の時間短縮や作業の効率化につながります

たとえば定型句の翻訳であれば、定型文をデータとして登録し、固有名詞や数字を変換するだけで訳出が可能になります。

案件やクライアントに対応した用語集も準備すれば、過去に納品した成果物との間の用語のズレを未然に防げますよね。

機械翻訳のデータベースを利用することで過去と同じ訳文を探す手間が省けるので、データが溜まってくると短期納品でも精度を保てます

機械翻訳のデメリットはデータべースを構築する負担

機械翻訳のデータベースをフルにつかいこなすためには一定のデータ量が必要なので、データの構築に時間がかかるのが機械翻訳のデメリットです。

クライアントから翻訳の案件を引き受け、継続的に受注できるようになってくればデータが蓄積されていきますが、単発の案件には機械翻訳のメリットを活かせません

翻訳者はAIや翻訳支援ツールの使い方を学ぶ必要がある

翻訳者としては、機械翻訳のツールを使える準備をしておく必要もあります。

たとえば翻訳会社のトライアル試験に合格できたとしても、翻訳会社から指定されたプラットフォームでの作業ができなければ、仕事の継続受注は難しくなります

機械翻訳のツールは各所で開発されてアップデートされていくので、アナログ型の働き方に固執しているのはあまり良くありません

Smartcatなどの翻訳支援ツールに関しては下記記事で解説していますので、気になる方はご参考ください。

>> 【Weblio以外は?】おすすめの串刺し検索・テレワーク翻訳支援ツールを比較

現状は人間が文章を校正する必要がある

現状の機械翻訳では、文章の前後で過去との一致率を把握することはできますが、全体の文脈を捉えた意訳に関してはまだまだという印象です。

原文と訳文は国ごとの文化や社会思想を反映しますので、データベースだけで処理しようとすると機械的な訳出になります

場合によっては想定と全く異なる訳文になることもあるため、人間による校正のチェックは欠かせません

言い換えれば、AI・機械翻訳・翻訳支援ツールのメリット・デメリットについて何も学ばず、機械ができる翻訳しかできない翻訳者は淘汰されていくリスクが高いと言えるのではないでしょうか。

以下では「翻訳者として生き残るために何が必要なのか」を考えていきたいと思います。

翻訳業界で需要が多い分野・将来性とは?

翻訳業界で需要が多い分野・将来性とは?

「翻訳家はいらない」と言われることもありますが、常に専門性が求められるIT業界のマーケティング・金融業界・医療翻訳の翻訳市場では翻訳の需要が多く、専門知識を持つ人間が翻訳の成果物を常に確認する必要があります。

1.翻訳業界で需要と将来性があるITマーケティング翻訳

IT業界では新製品が開発されるたびに外国語で文書を作成する必要があるため、翻訳のニーズが途絶えるということは基本的にありません。

海外製品を日本で販売する時のローカライズ翻訳がいい例でしょう。

ローカライズ翻訳のとしては下記の翻訳が挙げられます。

  • 商談文書
  • 広報文書
  • 映像字幕
  • マニュアル
  • 仕様書

メーカーやITメディア関連企業にとっては、読み手が納得する文章表現に配慮する必要があるため、機械的な翻訳ではなく専門性に基づいた翻訳が求められます

一方で商談に関してはメールやオンラインミーティングの告知文書が必要となり、急遽翻訳の対応を迫られるというケースがありますので、エンジニアでない人が分かる内容の翻訳が求められるケースもあります

カタログやマニュアルを翻訳する場合は、一般の消費者がストレスなく読めるように翻訳しなければいけません。

映像字幕翻訳に関しても、視聴者の心理を想定した翻訳が必要です。

上述のように専門性が求められ、読み手の心理を考える「IT翻訳」「マーケティング翻訳」では翻訳者の作業が必要な業界と言えるでしょう。

ITエンジニアが覚えておきたい英語動詞30

基本動詞(doやhaveなど)の幅広い表現を身に着けたい学習者向けの一冊です。

関係者とやりとりする技術メールの内容を、平易な英文で分かりやすくしたい時などに、同書の表現を使ってみるといいのではないでしょうか。

刺さる英語マーケティング翻訳翻訳術

相手に動いてもらうことを目的としたマーケティング文書のあり方が、書籍のテーマになっています。

単なるマーケティング翻訳だけでなく、リサーチ・外来語・題材によって異なるトーン・セールスライティングなどについて学べる一冊です。

2.翻訳業界で需要と将来性がある金融翻訳

金融翻訳では、個人・機関投資家向けの株式・債権・為替などに関する証券レポートや、投資関連のジャーナルの翻訳も対象になることがあります。

世界中でさまざまな金融取引が行われているので、需要そのものが衰退するとは言い難いです。

一方で金融の仕組みや企業会計の理解が乏しいと対応が難しくなるため、日頃から証券を中心に、金融についても基本から勉強する必要があります。

金融業界経験者が翻訳でも活躍することが多く、個人・機関投資家へ良質な情報を届けて将来性のあるマーケットへの資金提供を助けるために、業務では高い専門性が求められます

金融英語の基礎と応用 すぐに役立つ表現・文例1300

金融翻訳を勉強する人向けのアドバイスなどが豊富に書かれている一冊です。

著者の業務経験を基に解説されているため、「実務を意識しながら金融翻訳を勉強したい」と考えている学習者向けの本と言えるでしょう。

外資系金融の英語

投資銀行ビジネスに携わった著者による金融英語の解説書です。

証券取引市場の現場で使われる英語などが丁寧に解説されているので、金融翻訳に限らず、将来は関連業界で仕事をしてみたいと考えている方々にとっても勉強になる一冊です。

3.翻訳業界で需要と将来性がある医療翻訳はなくなる?

「医療翻訳もなくなるの?」という懸念を耳にしますが、薬剤や医療製品、治験やサプリメントの文書などを扱う医療翻訳も、対象が幅広くて需要が多い分野です。

特に最近だと新型コロナウイルスに伴うワクチン開発が世界各地で行われており、医療特許申請に伴う翻訳のニーズが増えてくると予想されます。

医療分野は景気の影響を受けにくく、少子高齢化社会ではAIによる遠隔医療のニーズも高まると言われているので、今後は「IT+医療」などの翻訳が必要になると言えるでしょう。

マーケティングなどで臨機応変な意訳が求められる分野とは異なり、医療業界特有のガイドラインや文書規定を守る必要があるのが大きな特徴です。

医学論文のアカデミック翻訳では、ジャーナルによって投稿規定が異なるので注意が必要です。

最新版 メディカル翻訳・通訳 完全ガイドブック

医療翻訳に関する最新の傾向については、下記のガイドブックが参考になります。

治験に役立つ医学英文事例集

治験翻訳で参考になる例文が多く記載されている参考書です。

4.映像翻訳の仕事がないのは本当?将来性は?

「映像翻訳の仕事がない…将来性が厳しい」という声をたまに耳にしますが、個人的な経験を振り返ると、映像翻訳の仕事はそれなりに多いです。

マーケティング翻訳やローカライズ翻訳などを中心に、一般企業の製品や会社の魅力を伝える映像翻訳の仕事は多いという印象です。

たとえばYouTubeなどの動画プラットフォームでは、グローバル企業のマーケティングの一環で会社紹介や製品紹介を行っている動画を視聴できます。

映像翻訳の仕事については下記記事で詳しく書いています。

>>映像翻訳の仕事がない…厳しい時の対処法7選

>>映像翻訳トライアルに合格するための対策7選

出版&映像翻訳 完全ガイドブック

そもそも映像翻訳とは何なのか?について知らない場合、丸腰で翻訳トライアルに挑むことになってしまいますので、映像翻訳に関する全体像を確認できる本を読んでおくといいです。

書籍で紹介されている映像翻訳が全てというわけではありませんが、基本的な仕事の流れや報酬体系について知っておくと、案件における自分のポジションを理解できるようになります。

翻訳者として翻訳業界の需要と将来性に応える専門性を持つ

今後も需要が多い翻訳のカテゴリーとして、「ITマーケティング」「金融翻訳」「医療翻訳」を挙げました。

翻訳業界に共通しているのは「需要と将来性に応えられる専門性が翻訳者に求められること」です。

「翻訳に資格は必要ない」ことは間違いないのですが、専門知識の有無は翻訳者としての人材価値に大きな影響を与えます

もし翻訳者として長期的に稼働していきたいと考えている場合は、以下の対策を通じて専門性を身に着けておきましょう。

  • 業界で一定の業務経験を積み重ねる
  • 専門的な資格を取得する(ITなら基本情報技術者など)
  • 専門分野の英日翻訳・日英翻訳について学ぶ

英日翻訳・日英翻訳の勉強に関しては下記記事で参考書と勉強法を紹介していますので、ご参考になってください。

>> 翻訳者が伝える日英翻訳・英日翻訳の勉強法と参考書5選とは?

需要が多い翻訳業界の将来性で大事なのは専門性

需要が多い翻訳業界の将来性で大事なのは専門性

本記事では「翻訳市場の今後は?仕事はなくなるの?需要が多い専門分野」について解説しました。

結論として、需要が多い翻訳市場では高い専門性が求められるので、AIや機械翻訳などのツールをうまく使えることで翻訳者としての人材価値を上げることができるのではないかと思っています。

複数のスキルで翻訳者を目指す

分野を問わず、最近ではデジタルコンテンツの製作も盛んなので、語学力と専門性に加えたスキルを身に着けておくと、幅広い案件対応が可能です。

ちなみに私が未経験から独学で翻訳者になれた背景の一つには、デジタルコンテンツを制作するスキルを学んだ経験があったからでした。

実際にどのようなステップを経て翻訳者になったのかは下記記事で解説していますので、ご覧になってみてください。

>> 未経験の在宅翻訳者がトライアルに合格する秘訣を考える

下記記事では、語学力と専門知識がある方が翻訳業務を始めるためのクラウドソーシングサイトを紹介しています。

>> 英語副業で稼ぐ在宅ワークや翻訳の初心者向けのおすすめクラウドソーシング5選

アメリアで翻訳の仕事を獲得する

ちなみに翻訳者ネットワークのアメリアに入会すると、翻訳業務とスキルアップの情報を効率的に収集できます。

気になる方は、下記記事から詳細を確認してみてください。

>> アメリアで翻訳の仕事は取れないって本当?TOEICは何点必要?

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フェローアカデミーの講座を受講してアメリアに入会

翻訳専門校のフェロー・アカデミー翻訳の勉強をして将来に備えるのもありですよね。

フェロー・アカデミーには特典があり、翻訳の講座に申し込んでアメリアにも入会すると、講座によってはアメリアの入会金5,500円・年会費16,500円が無料になります。

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解説記事 >> 翻訳専門校「フェローアカデミー」評判と口コミをチェック

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ロベルト
外国語学習と資格試験について情報発信しています。保有資格(1部)は、英検1級、国連英検特A級、通訳案内士(英・西)、仏検2級、独検3級、応用情報技術者試験、SEO検定1級。
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