こんにちは、ロベルトです。
- 仏検2級に合格できる勉強法・対策・参考書・勉強時間は?
- 仏検2級のレベルや面接の難易度は?
本記事ではこれらの疑問に答えてみたいと思います。
結論、フランス語の参考書を使って試験対策をしっかりやれば、仏検2級には独学でも合格できます。
しかし「具体的にどの参考書を使えばいいの?」「仏検2級の試験内容や対策は?」「独学だとどうすればいいか分からない」などの疑問があると、どのように勉強したらいいのか分からないですよね。
実際に仏検準2級を受けた後に仏検2級にチャレンジすると、なかなか大きい壁であることを実感します。
本記事では、仏検2級に独学で合格できる勉強法と参考書を紹介したいと思います。
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仏検2級の試験内容・レベル・難易度・準2級との違い
![仏検2級の試験内容・レベル・難易度・準2級との違い](https://overcomeas.com/wp-content/uploads/2023/06/material-1024x676.png)
仏検とは、APEF(フランス文化の普及を目的として活動を続けてきた団体)が行うフランス語の試験です。
以下の通り、仏検2級の試験内容は筆記・リスニング・面接の3つに分かれています。
仏検2級の一次試験内容(筆記)
筆記 問1 | 前置詞の選択問題(選択式、配点4) |
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筆記 問2 | 空欄補充問題(記述式、配点10) |
筆記 問3 | 動詞の活用問題(記述式、配点10) |
筆記 問4 | 読解の空欄補充問題(選択式、配点10) |
筆記 問5 | 会話の空欄補充問題(選択式、配点10) |
筆記 問6 | 読解の内容一致問題(選択式、配点14) |
筆記 問7 | 会話の空欄補充問題(選択式、配点10) |
筆記問題は大問が7問(マークシートの選択式と一部記述)、配点がトータルで68点です。
試験時間は90分なので、タイムマネジメントを考えて答えていく流れになります。
仏検2級の一次試験内容(書き取り・聞き取り)
書き取り 問1 | 文章の書き取り問題(配点14) |
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聞き取り 問1 | 空欄補充問題(記述式、配点8) |
聞き取り 問2 | 内容一致問題(選択式、配点10) |
書き取り問題は大問が1聞、聞き取り問題は大問が2問(マークシートの選択式と記述)、配点がトータルで32点です。
仏検2級の書き取り(ディクテーション)は難易度が高いので、ニュースなどを用いてフランス語をスペルミスがないように書き取りできる練習をしておく必要があります。
仏検2級の二次試験内容(面接)
個人面接試験 | 面接官2名と日常生活に関する質疑応答。試験時間は約5分。 |
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仏検2級の難易度とレベル
APEFによれば、仏検2級のレベル・難易度・勉強時間は以下のように定義されています。
日常生活や社会生活を営む上で必要なフランス語を理解し、一般的なフランス語を聞き、話し、読み、書くことができる。
仏検3級と準2級は独学で一発合格できましたが、仏検2級のレベルと難易度は高く、一度「不合格」を経験しました。
![仏検3級のレベル・難易度・過去問は?独学合格した勉強法とおすすめ問題集](https://overcomeas.com/wp-content/uploads/2021/08/fr3cert-320x180.jpg)
![仏検準2級に独学で合格した時の勉強法・問題集・対策](https://overcomeas.com/wp-content/uploads/2021/08/fr2bis.jpg)
仏検2級と準2級のレベルと対策の違い
仏検2級と準2級のレベルの違いについて、自分の所感としてはディクテーションの難易度だと思っています。
対策としては、後述するディクテーションの教本をしっかりとやりきり、可能であればTV5Mondeのような字幕付き動画でディクテーションの練習を行うことで仏検2級の対策になると思います。
仏検2級のメリット
下記記事に書いている通り、国内の大学によっては所定の要件が定められているので、留学センターなどで確認してみるといいでしょう。
![仏検はなくなるの?](https://overcomeas.com/wp-content/uploads/2023/06/french-go-320x180.png)
仏検2級独学合格の対策・参考書・勉強法・勉強時間
仏検2級の独学勉強時間
仏検2級の勉強時間に関しては、以下のように定義されています。
400時間以上(大学のフランス語専門課程4年程度で、読む力ばかりでなく、聞き、話し、ある程度書く力も要求される。)
独学で仏検2級の対策をしていた所感としては「400時間では足りない!」と率直に感じました。
実際に一度不合格を経験したので、仏検2級は短時間で合格できるほど甘い試験ではないと思います。
仏検2級の独学対策1.準1級・2級必須単語集
リーディングのテーマごとに単語集が用意されており、CD付属なので単語や例文以外にリーディングとリスニングの勉強もしたい場合は、手元に置いておきたい一冊です。
発音や動詞など、フランス語の語彙について詳しく日本語で説明されていますし、フランス語の読む力も養える一冊だと思います。
基本的な勉強方法はシンプルで、CDの情報を聴いてシャドーイングとディクテーションを繰り返し、いくつか例文を暗記できるまで勉強しました。
他に初級者用の単語帳・熟語集も使用し、「ここにある単語を使うと2次試験に使えるかも」と感じた単語や熟語をメモしました。
仏検2級の独学対策2.仏検準1級・2級対応 クラウン
発信力を鍛える単語帳として知られている参考書です。
持ち運びしやすいので、通勤・通学中に勉強したいと思っている方は、ご覧になってみてください。
仏検2級の独学対策3.書きとり・聞きとり練習(中級編)
書き取り練習で使ったのは「フランス語の書きとり・聞きとり練習(中級編)」です。
ページ数が多くてボリュームがある問題集なので、長い目で見て一冊コンプリートすることになります。
文章中に空欄を1つ作り、聞き取れた単語を入れてみたりしました。
多くの文章を聞いて毎日書き取りの練習をすることで、難しい作文を書く練習になったり、2次試験の会話力も養われると思います。
仏検2級の独学対策4.完全予想 -書きとり問題・聞きとり
前述の通り、仏検2級の書き取り問題はかなり難しいので、何度も練習しておく必要があります。
上記の「書き取り・聴き取り演習(中級編)」を終わらせてしまった場合は、2冊目にチャレンジしてみるのもいいでしょう。
仏検2級の独学対策5.フランス語のニュースも活用する
仏検2級を初めて受験した時はディクテーションがうまくできず、不合格を経験しました。
当時はテキストオンリーで勉強する程度だったので、スクリプトを読んで確認できるフランス語のニュースを聴き始めました。
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ウェブサイトによっては読者のコメントも残っていたりするので、ニュースサイトの文章を読むだけでリーディング力や語彙力を伸ばす効果もあると思います(無料学習にこだわるならおすすめ)
話者の発想をイメージしながら文章を覚えたりするのはハードルが高かったですが、合格には必要な作業だと思ってできる限り続けました。
仏検2級の独学対策6.仏検合格のための2級傾向と対策
仏検2級の内容に特化した問題集を手元に置いていました。
実際に問題集を活用してみると、試験の雰囲気をイメージできるようになります。
フランス語の文法についても、過去問で練習しながら理解するようにしました。
仏検2級の独学対策7.仏検対策2級問題集[改訂版]
もう1冊の仏検2級対策の問題集と言えばこれですね。
問題数が豊富なので、エディションフランセーズの教本だけで満足できない場合は、白水社の教本も利用してみてください。
面接の練習問題と単語集付きなので、1次試験と2次試験の対策で使えます。
仏検2級一次試験に独学で合格
仏検2級の一次試験は難易度が高く、初めて受験した時は不合格を経験しましたが、2回目の受験で合格できました。
仏検2級一次試験の文法問題・リーディング
セクション別の点数は公表されませんでしたが、試験全体でもリーディングが一番できたという感触でした。
文法問題ではおそらく数問失点しましたが、リーディング問題の点数でカバーできたと思います。
仏検2級一次試験のリスニング・ディクテーション
個人的に仏検2級の大きな関門はリスニング(ディクテーション)でした。
仏検2級のディクテーションは数字や記号(,など)の聞き取りが若干複雑で、英語の試験とは異なる独特の難しさがあります。
ギリギリだったのでかなりヒヤリとしましたが、身軽になった気持ちで2次試験の準備を始めました。
仏検2級2次試験に合格!面接対策の独学勉強法
仏検2級二次試験の対策はトータルで1ヶ月ほど行いました。
仏検2級2次試験(面接)の勉強法:一人面接
仏検2級の2次試験は都内の大学で、日本人とフランス人ネイティブの面接官との質疑応答形式(面接)で行われます。
- 自己紹介
- 出身地の説明
- 職業や趣味
- 将来の夢
- 家族構成
- フランス語を学び始めた理由
仏検2級2次試験(面接)に合格!
試験本番では最初に軽く自己紹介を済ませると、すぐに質疑応答へ移りました。
難易度のレベルとしては、自分の身の回りに関するテーマに対する考えを簡単な文章で説明する内容でした。
試験時間は10分~15分ほどで、試験中の手応えは微妙でしたが、基準点を2点上回って合格できました(18点が基準点、20点取得)
どこでポイントがついたのか分かりませんが、事前に出題内容を予想して準備したので、最終的には熱意でカバーした感じです(笑)
前述した自主作文の積み重ねが重要だったのかなと思います。
まとめ:仏検2級の次は準1級を受験したい
![仏検2級の面接・難易度・参考書・レベルは?独学合格したフランス語の対策・勉強法](https://overcomeas.com/wp-content/uploads/2021/08/fr2-cert-1024x607.jpg)
しかし仏検2級の1次試験・2次試験ともに良い点数を出せず、基準点スレスレの合格となったので自分のレベルはまだまだだと感じる結果になりました(上級からは程遠い)
しばらくは仏検を受ける予定はありませんが、いずれは仏検準1級を取得できるレベルの語学力を目標にしたいと思います。
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仏検の独学対策:面接前には事前準備が大事
仏検2級の面接では、個人的なテーマを中心に質問されました。
私の場合は事前に自分の身の回りに関連するテーマについて話ができるように、質疑応答の練習をしていたのでなんとか乗り切れましたが、丸腰で臨むと合格までの敷居が高くなるのではないかと思います。
可能であればフランス語圏のネイティブと練習しておくといいですが、オンラインフランス語の対策だとレッスン料金が高額だったり、回数や時間などで制限があったりしますよね。
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実際はその通りで、仏検について知っている講師はほとんどいないでしょう。
したがって、以下の手順で準備する必要があります。
- 既知の講師を予約し、仏検の面接練習をしたい旨を伝える
- チャット内容を基に発表や質疑応答の練習をしたいと伝える
5分以内で済ませられるようにイメージしておくと、話がスムーズに進みます。
1.既知の講師を予約し、仏検の面接練習をしたい旨を伝える
初対面の講師だと自己紹介で5分ほど費やしてしまうので、過去にレッスンでご一緒したことがある講師を選びましょう。
仏検について長々と説明せず、以下の要点をサクッと伝えて準備するようにします。
- フランス語の面接試験を受験する
- チャットで渡す内容(以下参照)を基に話すのでその後に質問
- 質疑応答は10回、試験時間は想定で10~15分ほど
2.チャット内容を基に発表や質疑応答の練習をしたいと伝える
レッスン前にチャットで送る内容を仏文で書いておきましょう。
たとえば「チャット内容を基に質疑応答の練習をしたい」とチャットで伝えると、話が早いです。
下記のいずれかのテーマで質問してほしい。
- 生まれ育った地元の説明
- なぜフランス語を学んでいるのか
- 将来の目標や夢はあるのか
※「上記以外で良さそうなテーマがあれば出題してほしい」とも伝える
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オンライン英会話をいろいろ試してみましたが、個人的にはDMM英会話が一番合っていたと思っています。
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