こんにちは、ロベルトです。
今回は以下の悩みにお答えしていきたいと思います。
- 映像翻訳の仕事がないときは厳しい…どうすればいいの?
結論、映像翻訳の仕事を継続して受注するには、ゴール地点となるロールモデルの制作物を見て、完成品のイメージを作ることが大事です。
映像字幕翻訳とは、お客様が外国語と映像を通してビジネスを推進していくお手伝いをする仕事ですよね。
オンラインコンテンツや各種展示会では、動画をはじめとする視覚に訴えかけるコンテンツで自社事業を紹介する企業が増えています。
とくに動的な情報を伝達するニーズはビジネスの業界で注目されており、私自身も動画コンテンツの字幕翻訳案件を担当しました。
本記事では、映像翻訳家になるためのポイントを紹介していきたいと思います。
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映像翻訳の仕事がない…厳しいというのは本当?
「映像翻訳の仕事がない…厳しい」という声をたまに耳にしますが、個人的な経験を振り返ると、映像翻訳の仕事はそれなりに多いです。
理由は以下の通り。
多くの企業が動画コンテンツを配信している
マーケティング翻訳やローカライズ翻訳などを中心に、一般企業の製品や会社の魅力を伝える映像翻訳の仕事は多いという印象です。
動画には複数言語の字幕がついており、言語のバックグラウンド関係なく、動画コンテンツを視聴できるのが特徴となっています。
ウェビナーのアーカイブ配信で翻訳の需要がある
一般的な企業紹介動画だけではなく、ウェビナー動画の翻訳依頼もあります。
たとえば海外企業が日本国内でセミナーを行った時の動画を残しておき、当日セミナーに参加できなかった人たちが日本語字幕付きでアーカイブ動画を視聴できるようにするというものです。
日本語字幕がないと動画の内容が分からないこともあるので、ウェビナー動画の翻訳と動画編集には一定の需要があると言ってもいいでしょう。
イベントやセミナーがない時期は映像翻訳の仕事がない?
しかし大規模なイベントやセミナーがないオフシーズンなどは、仕事の波があるという噂も聞きました。
人によっては継続的に案件を受注できているので、クライアントさんのニーズを意識して対応することで継続受注につながるのではないかという印象です。
映像翻訳の仕事がない時の対処法7選
実際に映像字幕翻訳をやってみると「キツイ、厳しい」の連続ですが、以下のポイントを事前につかんでおくと、仕事がない時の動き方がスムーズになります。
- 話者の意図を知る練習を積み重ねる
- 翻訳した言葉の類似表現もリサーチ
- UGCの翻訳を参考にして勉強する
- 字幕の文字数と表示時間を意識する
- 話者のハートや伝えたいメッセージを意識する
- 字幕テキストのみの翻訳に注意する
- DTP/動画編集にも対応できる準備をする
順番に見ていきましょう。
話者の意図を知る練習を積み重ねる
まずは翻訳する映像の趣旨を理解するために、動画を見ながらスクリプトを確認しました。
ある程度の背景知識をインプットしておかないと、最適な用語をリサーチすることが難しくなるからです。
翻訳した言葉の類似表現もリサーチ
一次翻訳はスピード感を持って行いますが、映像字幕翻訳で厳しいと感じたのは「校正」でした。
最初から100点満点をとれる翻訳であれば問題はありませんが、クライアントの希望に応えるためには何度か校正を行う必要があります。
クライアントと翻訳のアウトプットを一緒に作り上げる局面もありますので、気の利いた表現を提案できるようになるためには、リサーチ業務が欠かせません。
UGCの翻訳を参考にして勉強する
UGCは一般人が生成した字幕付きの動画だったりもするので、柔軟な発想で制作された映像翻訳のアイデアを得られることもあります。
一般企業の映像翻訳だと定型表現を見かけることが多いですが、UGCでは新しい表現に出会えることもあるので、幅広く動画を視聴してみるといいですよね。
字幕の文字数と表示時間を意識する
動画全体の再生時間から、字幕の文字数と表示時間をイメージするのも重要です。
全文を訳すと本質が伝わりにくかったり、画面いっぱいの字幕を読むのが大変になってしまうからです。
映像字幕翻訳では「動画の視聴者が欲しい情報」を意識して翻訳するのがポイントとなります。
視聴者の視点から翻訳の能力を鍛える勉強法としては、実際に洋画や海外ドラマの字幕を見るのもいいと思います。
話者のハートや伝えたいメッセージを意識する
映像字幕とは、視覚で以下の情報を伝える手段の一つです。
- 話者が何を伝えたいのか
- 視聴者にどのような行動を起こしてもらいたいのか
映像翻訳は単なるテキスト翻訳とは異なり、動画のメッセージを視聴者の目線に合わせて訳していく作業となります。
実際に翻訳作業を始める前には、画面から伝わってくる話者の表情や雰囲気、話し方のトーンにも着目します。
とくにパワーポイントプレゼンテーションの場合、話者が区切りなく長時間話すこともあるので、ポイントをつかみながら訳文を考えなければいけません。
視聴者へ動画のメッセージが伝わるように、今まで経験した案件では話者のポイントをくみ取っていくのがポイントでした。
AIや機械翻訳が台頭している現在でも、人間の心理をとらえた翻訳はニーズがあるという印象です。
翻訳業界の将来について気になる方は、下記記事もご参考ください。
字幕テキストのみの翻訳に注意する
外資系メーカーが翻訳会社に映像翻訳を依頼する際には、基本的にテキストのみの翻訳というタスクが多いです。
テキストのみが入稿となりますが、動画へ目を通す作業もやっておくといいと申し上げても過言ではありません。
映像翻訳の仕事がない時はDTP/動画編集の対応準備をする
DTPや動画編集作業が求められる映像翻訳の案件もあります。
たとえば動画編集ソフトを使える翻訳者であれば、動画編集や字幕の実装も依頼されるでしょう。
翻訳者によっては見積提出時に単価交渉の対象になる可能性がありますので、映像字幕を武器にするだけで、スキルアップだけでなく収入向上の糧にもなります。
交渉時のカードとして出されるのが、DTPや動画編集のような翻訳の周辺業務です。
上記のように翻訳のみの作業だと、仕事がない…厳しいという悩みを抱えてしまいますが、翻訳の周辺業務の経験を積み重ねていくだけでも、声がかかる時があります。
翻訳料金が高い場合、相見積をして安い翻訳会社を選択することになりますが、翻訳+αのサービスを提案すれば引合のチャンスになることも覚えておきましょう。
映像翻訳で使えるツールは3つ
映像字幕翻訳では、特殊なツールを使う時があるので、いくつか操作に慣れておきましょう。
本記事では3つ紹介したいと思います。
- SSTG1シリーズ
- おこ助
- メモ帳
SSTG1シリーズ
SSTG1シリーズとは、個人や大手翻訳会社で使用されている映像字幕制作ソフトです。
国内の翻訳会社から受注したり、翻訳会社で常駐する一部の映像翻訳者が使用しています。
個人にとっては高価なプランとなっているため、作業効率を踏まえて費用対効果を算出して判断していくことになりそうです。
おこ助
おこ助とは、映像翻訳者や翻訳会社だけででなく、放送局や公共施設でも利用されているソフトです。
映像字幕翻訳以外でも、文字起こしにも対応しています。
「おこ助Pro3」だと購入から2年間は無料サポートがついているので、導入時には気軽にサポートを依頼できるのが嬉しいですね。
メモ帳
メモ帳は、Windowsユーザーのパソコンにデフォルトでインストールされているソフトです。
なぜメモ帳を使うのかというと、映像翻訳で必要なSRT形式のファイルを作成できるからです。
たとえば、YouTubeにアップロードする字幕ファイルをメモ帳で作る時には、以下のように入力します。
1
00:00:01,000 –> 00:00:03,000
試しに見本のテキストを作りました。
2
00:00:05,000 –> 00:00:10,000
この後にSRTファイルを作成します。
メモ帳には上記のように「通し番号」「開始時間–>終了時間(時間:分:秒:ミリ秒)」「字幕」を記載し、メモ帳の「ファイル>名前をつけて保存」をクリックしてください。
保存画面では、以下の設定でSRT形式のファイルを保存できます。
- ファイル名:「test.srt」のように拡張子をsrtにする
- ファイルの種類:すべてのファイル
- 文字コード:UTF-8
YouTubeで字幕を作成する時にはSRT形式のファイルが必要になる場合があるため、メモ帳の使い方も覚えておきましょう。
まとめ:映像翻訳の仕事がない、厳しい時は勉強
本記事では、映像翻訳の仕事がない時の対処策7選について書いてみました。
一方で視聴者のマインドや一定のルールも考慮しながら文章を組み立てていく作業になるため、マーケティングの感性も深められるメリットがあります。
ソフトウェアの準備が必要な場合もありますが、映像翻訳に挑戦すると動画制作の技術も自然と向上していきます。
案件に挑戦してみたい場合は、下記記事でトライアル対策をレビューしていますのでご参考ください。
映像翻訳家になるには、翻訳専門校での勉強が効率的
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