こんにちは、ロベルトです。
イタリア語を学び始めて数ヵ月が経ちましたので、イタリア語を趣味で勉強するメリット・デメリット、独学の勉強法について考えてみたいと思います。
海外に出れば英語が主流ですし、アジア圏では中国語話者が多いのが実情です。
中南米に行けばスペイン語・ポルトガル語が話され、アフリカではほとんどの国で英語やフランス語が使われています。
日本の大学に入学しても第二外国語で選択する機会は少ないですし、イタリア関連の企業に就職しない限りは用途も限られるでしょう。
しかしイタリア語の学習者が一定数いるのも事実です。
私自身はイタリア語を30代になってから始めたので、学習者としては遅咲きの部類ですが、イタリア語を勉強するメリットを何度か感じてきたので紹介したいと思います。
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イタリア語を趣味で勉強するメリット
大好きなスポーツ選手のインタビューを楽しめるようになる
たとえばイタリアで活躍しているサッカーの日本人選手がインタビューに応えている動画を見ていた時、「理解できるようになりたいから、イタリア語をやってみよう」と思いました。
東京オリンピックの陸上競技でもイタリアの選手が金メダルを獲得するなどの活躍を見せ、インタビュー動画を何度も見ましたが、聞き取ることができなかったこともきっかけになりました。
最初は字幕付きの動画を確認するようにしていましたが、何度も繰り返し聴くようになると内容を理解できるようになります。
多方面でイタリアへの興味・関心を掻き立てられる
イタリア語を勉強することで、イタリアへの関心も高まるようになりました。
英語やスペイン語の勉強に没頭していた時はイタリア自体にあまり関心を持ちませんでしたが、言語を学ぶことで現地の社会や文化などを深く知りたいと思うようになったわけです。
「メジャー言語を学んだ後に新しい言語もやってみようかな…」と思った時は未知の分野へチャレンジできるので、下記の本などを読みながらイタリア語をやってみるとおもしろいのではないかと思います。
スーパーマーケットの買い物ルール、レシピ、マンマへの愛を歌うカンツォーネ、イタリア語と方言などを味わえる一冊です。
スペイン語やフランス語のバックグラウンドが役に立つ
イタリア語の勉強には、スペイン語やフランス語を学んだ経験が役に立ちます。
イタリア語・フランス語・スペイン語は接続法などの文法や語彙が似ていますし、語彙やリスニングの強化を重点的に行うと抵抗感は薄れていきます。
地中海周辺のヨーロッパ言語のバックグラウンドをお持ちの場合は、スペイン語・フランス語・イタリア語を学ぶ際に、大きな抵抗もなく学習に取り組めるのではないでしょうか。
イタリア語の楽曲や動画サイトの言葉を理解できる
個人的に好きなイタリア語の楽曲がいくつかあり、イタリア語の原文で理解できるようになると深く味わえるようになります。
とくにクラシックやオペラではイタリア語が多く使われていますよね。
各種動画サイトにアップロードされている動画に関しても、イタリア語を勉強するようになると、ニュアンスを含めて動画を楽しめるようになります。
エンターテイメントの分野ではイタリア語に触れる機会が度々出てくるので、イタリア語を学んでおくと原文のニュアンスに触れられるようになります。
「イタリア語でオペラについて勉強したい」とお考えの方は、下記書籍もご覧になってみてください。
イタリア語を使うグローバル企業の仕事に役立つ
イタリア語を学ぶと、イタリア語が必要となるグローバル企業の仕事に役立つメリットもあります。
たとえば商社やメーカーの海外営業部門などでイタリア企業との商談に臨む場合、イタリア語で契約書を作成したり、メールのやり取りが必要な場合がありますよね。
英語と比較するとイタリア語ができる人材はそれほど多くないため、転職エージェントでイタリア語話者を求めている企業にとっては重宝されるのではないでしょうか。
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イタリア語の独学勉強法とは?
イタリア語は英語やスペイン語と同じく、ローマ字で記載される言語なので、非ローマ字の声調言語と比べれば音読に苦労することは少ないのではないでしょうか。
それでも外国語であることには変わりないので、イタリア語の勉強法についても紹介したいと思います。
挨拶などの基本例文を音読して暗記する
どの外国語でも同じですが、まずは基本例文を音読して暗記するところから勉強が始まります。
- Buongiorno(こんにちは)
- Grazie(ありがとう)
- Io me chiamo Roberto.(ロベルトと申します)
注意するのは、ただ音読するのではなくCDなどの音源で発音を確認しながら発話することです。
たとえばuscire(出る)やsciare(スキーする)の発音は、イタリア語を経験されていない場合はおそらく初めて耳にする言葉でしょう。
all’ufficion(オフィスで)など、スペイン語では見られない前置詞+冠詞+名詞の用法もあります。
まずは下記の様にしっかりとした例文が載っている教材の音読を通じて、文章を的確に読めるように練習することが重要です。
シャドーイングで勉強する
シャドーイングとは、CDなどの音源に合わせて発話する勉強法です。
仕事前に口慣らしでシャドーイングを行う通訳さんもいらっしゃいます。
聞こえてきた言葉を頭で理解しながら発話するのは意外とハードですが、慣れてくると聞き取りを正確にできるようになります。
シャドーイングで使いやすい教材については、下記記事で紹介しています。
イタリア旅行を想定して必要なフレーズを覚える
「旅の指さし会話帳6 イタリア」は、イタリア旅行を想定した会話帳です。
旅行中のさまざまな場面で使えるフレーズが、見やすい形で掲載されています。
語学に限らず、実際にイタリアを旅行して使ってみたい方は、ご覧になってみてください。
コロケーションで語彙力を上げる
イタリア語の単語帳も使ってコロケーションを繰り返すと、語彙力が上がります。
コロケーションとは、2つ以上の単語を組み合わせて覚えていく学習法です。
とくに家具や電化製品・家族などの語彙は日常会話で必須となるため、早めに基礎語彙をマスターしておくと安心です。
私が使用したのは「使えるイタリア語単語3700(音声DL付き)」です。
語彙力を上げて表現の幅を広げると、イタリア語検定試験にも役立ちます。
同試験では作文問題があり、イタリア語の受信力だけではなく発信力も試されるからです。
「勉強しましょう」と言うと固いイメージになってしまいますが、地道に語彙力を上げる努力を続けると、チャレンジの機会が増えていきます。
イタリア語の資格試験にチャレンジする
日本では「実用イタリア語検定」や「全国通訳案内士国家試験(イタリア語)」の資格試験が毎年開催されています。
イタリア語検定
イタリア語検定に関しては全国の主要都市で受験が可能となっており、準2級以下の試験は年間2回実施されています。
イタリア語を学ぶ初級者から中級者の方々にとっては、目標を立てやすい試験と言えますよね。
私はイタリア語検定準2級と3級を受験したので、よろしければ下記記事をご参考ください。
通訳案内士
一方で通訳案内士国家試験は、その名の通り語学で唯一の国家試験です。
語学の筆記試験(一次試験)は2021年度から傾向が大きく変わり、記述式から選択式へと変わりましたが、難易度の高さは変わりません。
まとめ:イタリア語を勉強してみよう
イタリア語学習を趣味にするメリットについて書いてきましたが、いかがだったでしょうか。
独学で勉強するならニューエクスプレス・イタリア語
入門レベルから勉強を始める時におすすめの教本は、白水社の「ニューエクスプレスプラス イタリア語」です。
「ニューエクスプレスプラス イタリア語」は、アルファベット・数字の基本的な読み方から始まり、形容詞・動詞の活用・過去形などの初級文法を学べる教材です。
トータルで20課のコンテンツになっており、問題演習もあるので勉強する度に理解度を試せます。
CD付ですし、音読やシャドーイングにも適した教材と言えるでしょう。
イタリアの文化風習についても学べるコラムが掲載されており、現地での生活についても役立つナレッジを得られる1冊ですので、よろしければご覧になってみてください。
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- レッスンノートで復習できる
- TOEIC SWやIELTS対策などの教材が豊富
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