イタリア語とフランス語はどっちが難しい？違いは？文法が似てるスペイン語とも比較

こんにちは、ロベルトです。

イタリア語とフランス語・スペイン語はどっちが難しい？簡単？
イタリア語とフランス語・スペイン語の違いは？

本記事では上記の疑問に答えてみたいと思います。

結論、イタリア語とフランス語はどちらも難しいですが、スペイン語を学んだベースがあれば文法の勉強は続けやすいです。

ロベルト

文法の内容によっては「あぁ、文法は似ているようで違うな」「ここはスペイン語よりも難しいな」と感じる時があり、似ている言語であっても、しっかり勉強しないと身に着かないと感じています（詳細は下記記事で書いています）

＞＞イタリア語を趣味で勉強するメリットと独学の勉強法

＞＞フランス語とスペイン語はどっちがおすすめ？難易度・将来性・需要は？

本記事では、イタリア語・スペイン語・フランス語の資格試験の勉強を通じて感じた類似点と相違点を比較してみました。

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イタリア語とフランス語はどっちが難しい？スペイン語とも文法が似てる
イタリア語はスペイン語・フランス語とどこが違うのか
まとめ：イタリア語検定にチャレンジしてみよう
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イタリア語とフランス語はどっちが難しい？スペイン語とも文法が似てる

イタリア語はフランス語・スペイン語と同じくラテン系の言語なので、似ているポイントがいくつかあります。

イタリア語はフランス語・スペイン語と文法体系が似ている

イタリア語・スペイン語・フランス語の文法体系は基本的に似ています。

とくに接続法や再帰動詞の概念は、イタリア語・スペイン語・フランス語で似ているので新しいハードルを越えるストレスはありませんでした。

もちろん活用形の変化などは差異がありますが、スペイン語で足場を固めた後にイタリア語を学び始めると、文法面では慣れやすいかなと感じることが多いです。

イタリア語にもエリジオンがある

フランス語には以下のような独特の特徴がありますよね。

リエゾン
エリジオン
アンシェヌマン

※詳細は下記記事参照

フランス語に向いている人は？役に立たない？難易度・特徴・習得時間は？独学は難しい？　フランス語に向いている人は？役に立たない？難易度・特徴・習得時間は？難しい？　について解説しています。言語ランキング、習得時間、参考書についても触れているので、ご参考ください。...

イタリア語は「Che cosa c’è?（何があるの？）」や「Dov’è l’ufficio?（オフィスはどこですか？）」のように単語を結合させることがありますので、フランス語のエリジョンと似た文章をよく見かけます。

一方でスペイン語では基本的に見かけないので、イタリア語とフランス語の相関と言えばエリジオンになるでしょう。

ロベルト

ちなみに私はフランス語のリエゾンやアンシュヌマンのリスニングを苦手としているので、仏検のディクテーションではいつも苦戦しています。

イタリア語・スペイン語・フランス語には似ている単語が多い

イタリア語・スペイン語・フランス語はラテン系の言語なので、以下のように似ている単語が多いです。

英語	inglés（スペイン語）inglese（イタリア語）anglais（フランス語）
チャンピオン	campeón（スペイン語）campeone（イタリア語）champion（フランス語）
議会	parlamento（スペイン語）parlamento（イタリア語）parlement（フランス語）

語彙に関する理解が甘いと、スペイン語の単語をイタリア語の作文や会話で使ってしまうミスにつながるので、注意が必要です。

こうして見ると、ノルマン・コンクエスト（詳細は下記書籍参照）の影響のせいか、英単語と似ている語彙もいくつかありますね。

リンク

イタリア語はスペイン語・フランス語とどこが違うのか

「スペイン語やフランス語を勉強しているんだから、イタリア語も簡単にできるんでしょ？」と言われたことがありますが、決してそんなことはありません。

実際にそれぞれの言語で異なるポイントがいくつかありますので、見ていきたいと思います。

違い１．イタリア語・スペイン語・フランス語の過去形

文法が似ているとは言っても、呼び名が異なっていて混乱したことがありました。

下記の通り、イタリア語・スペイン語・フランス語では過去形の呼び名がそれぞれ異なるので、イタリア語を勉強し始めた時には「遠過去？なにそれ？」と混乱することがありました。

イタリア語：遠過去・半過去・近過去・先立過去
スペイン語：線過去・点過去
フランス語：半過去・複合過去・大過去・近過去

イタリア語の辞書を見ると「先立過去」という文字があり、最初は何が言いたいのかよく分からないところからスタートしました（笑）

ロベルト

スペイン語だと線過去・点過去である程度の会話は成り立ちますし、文学作品を書かない程度のライティングであればとくに大きな問題はありませんので、個人的にはスペイン語の過去形が比較的負担が少なかったです。

違い２．イタリア語・スペイン語・フランス語のアクセント記号

ロベルト

イタリア語・スペイン語・フランス語のアクセント記号を比較した時に「どれが一番シンプルですか？」と聞かれたら、「スペイン語」と答えます（私見です）

各言語のアクセント記号を並べてみると、以下の通りになります。

イタリア語	È, è, ò, ù, à, é, ì
スペイン語	ñ, é, á, ú, ó, í
フランス語	ç, ä, ë, ï, ö, ü, ÿ, é, à, è, ù, œ, â, ê, î, ô, û

こうして見ると、フランス語の特殊文字が圧倒的に多く、スペイン語は少なくなります。

イタリア語では先頭から大文字のÈがくる時がありますが、パソコンのキーボードで打とうとしても打てず、Windowsのタッチキーボードボタンを利用して打ち込む時がありました。手書きは別ですが、メールを書く時にキーボードの配列を覚えるのが大変ですよね。