こんにちは、ロベルトです。
- イタリア語検定2級のレベルは？
- イタリア語検定2級の独学で使える過去問や参考書はどこで手に入る？
- イタリア語検定2級の単語問題・作文対策はどうすればいい？
本記事ではこれらの疑問に答えてみたいと思います。
イタリア語検定2級のレベル・合格率・過去問
イタリア語検定は「イタリア語検定協会」が実施するイタリア語の資格試験です。
イタリア語検定2級のレベル（履歴書に書ける？）
イタリア語検定2級のレベルは「4年制大学のイタリア語専門課程卒業程度の学力」と定義されています。
一般的な通訳や翻訳ができるレベルなので、イタリア語検定2級を履歴書に書いたらそれなりに評価されるのではないかと個人的に思っています。
日常生活や業務上必要なイタリア語を理解し、一般的なイタリア語を読み・書き・聴き・話すことができる。4年制大学のイタリア語専門課程卒業程度の学力を備え、一般的な説明・報告・通訳がある程度できる能力が要求される。
引用元：イタリア語検定協会
イタリア語検定2級の合格率
イタリア語検定協会によれば、イタリア語検定2級の合格率は「13.2%」です。
イタリア語検定2級の総志願者数は11,000人を超えていますが、10人に1~2人しか合格できない難易度が高い試験です。
イタリア語検定2級の過去問
イタリア語検定2級の過去問については、イタリア語検定協会でサンプルが無料公開されています。
イタリア語検定のリスニングは本番の会話のように速い時があるので、事前に過去問に触れて耳慣らしをしておくといいですよね。
イタリア語検定2級のリーディングや語彙問題に関しても、事前に過去問を見ておくことで全体のレベルを把握できるようになります。
実際に過去問を解いてみると、リスニングでは日常会話やニュースを聞き取る問題が出題されていることが分かります（レベルが高い）
個人的は解説も必要だったので、イタリア語検定協会が出している公式問題集も使用しました。
解説も充実しているので、いずれは1級にも挑戦したいと考えている方々にとっては、まとめて対策ができる1冊になっています。
イタリア語検定2級の独学参考書（単語と作文対策）
以下ではイタリア語検定2級の独学参考書（単語と作文対策）を紹介したいと思います。
イタリア語検定2級の独学参考書（単語対策）
イタリア語検定2級で出題される単語のレベルは幅広いです。
一般語彙や専門語彙をカバーしている「使えるイタリア語単語3700」を使用し、独学で単語帳の例文をそのまま覚えるようにしていました。
イタリア語検定2級の独学参考書（成句対策）
成句問題に関しても幅広い知識が求められるので、「例文と覚える イタリア語必須イディオム・連語1493」を使用して対策しました。
上記の単語帳と併せて勉強するとかなりの量を覚えなければいけないため、数ヵ月程度の勉強時間を確保する必要がありました。
よく使うイタリア語の慣用句（読解・成句対策）
読解・成句問題対策では「よく使うイタリア語の慣用句」もおすすめです。
直訳からは想像できない慣用句の由来を学べるなど、読み物としても使える参考書です。
イタリア語検定2級の独学参考書（作文対策）
イタリア語検定の作文に関しては、英検1級の作文を思い出しながら対策しました。
イタリア語検定2級過去問の作文テーマを一通り見ると、自分のやりたいこと・日常のあれこれに関する自分の意見を構築するものが多く、出題内容もある程度は推測できるからです。
したがって、下記のようにテーマ別のエッセイを書いて対策しました。
- イタリアでやりたいことは？
- イタリア人が来日したらどうおもてなしをする？
- 昔の良き思い出は？
- 尊敬する人は？
- スポーツイベントの感想は？
- 心の健康とは？幸せとは？
- 環境・社会問題の解決策は？
- 夏休みは何をしたのか？
自力の表現がいまいちだと感じた時は、イタリア語の新聞などを見てフレーズをいくつかコピーし、ネイティブが書いたのとを遜色がないレベルまで作文を仕上げました。
具体的な解答の道標にしたのは下記の参考書です（作文以外にも、文法問題・読解問題・リスニング・成句の問題などが豊富に掲載されています）
イタリア語検定2級の結果
実際にイタリア語検定2級を受験したら不合格になってしまいました…以下フィードバックをしてみたいと思います。
イタリア語検定2級のリスニング
英検1級などと比較すると、リスニングの難易度は高い印象でした。
とくにスピードが速く、ネイティブ同士の容赦ない会話を聞き取って解答するため、個人的に短期間の対策は難しいセクションでした。
リスニング：13/22（合格基準点は16）
あと3点で二次試験の面接に進めたのですが、来年にむけた課題として強化していきたいと思います。
今後はインターネットのニュースリスニングでリスニングを強化していきます。
イタリア語検定2級の文法・単語問題
イタリア語検定2級の文法・単語問題も難しく、1級の過去問と比較してもレベルは遜色ないのではないかと思うほどです。
私は下記の本を使って対策しましたが、結果はボロボロでした…（文法問題で落とし、成句とリーディングで点数を稼ぎました）
文法・リーディング・成句：20/37（合格基準点は19）
今後はリーディングの量を増やしつつ、作文の練習を通して文法の知識をさらに深めていきたいと思います。
イタリア語検定2級のリーディング・成句
イタリア語検定2級のリーディングと成句は、個人的に正答しやすいセクションでした。
もともと英語とスペイン語を勉強してきたバックグラウンドがあるため、文意を把握するのは慣れていたからです。
成句に関しても、一部は英語の知識があれば答えられるものもありました。
知っているか知らないかで判断が分かれるため、リーディングの場数を踏みながら対策をすることになると思います。
イタリア語検定2級の作文
試験当日には想定していた問題が出たわけではありませんが、8割とることができたので対策自体は間違っていなかったと思います。
作文：16/20（合格基準点は12）
基本的な作文のテンプレートは「イントロ→ボディ１→ボディ２→結論」で組み立てました。
イタリア語検定2級の面接に向けて
イタリア語検定2級の初挑戦は、残念ながら基準点まで3点差で不合格という結果に終わってしまいました。
次回はリスニングを強化して、面接までたどり着けるように頑張っていきたいと思います。
2022年春に受験したイタリア語検定準2級と3級については下記記事で振り返っていますので、ご覧ください。
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