難病を発症しても海外で仕事をしたい

海外出張

「難病を発症すると海外旅行や出張に行けなくなるのだろうか?身体への負担が大きいし、実際はどうなってしまうのだろう。強直性脊椎炎の場合は、一旦症状が良くなっても、悪化するタイミングを正確に察するのは難しいし。」

そんな疑問に答えたいと思います。

本記事の内容

  • 難病(強直性脊椎炎)の患者向け:強直性脊椎炎を発症した筆者の体験を伝えます。

最近、シンガポールへ出張してきました。科学技術のイベントがあった関係で契約先の方と一緒に取材するためです。日数はトータルで5日間。環境や食事の変化があったため、かなりの疲労が蓄積しました。幸い、難病の痛みが顕在化することはなく、無事に出張から帰国することができました。

そこで今回は「強直性脊椎炎の発症から海外出張に至るプロセス」について書いてみたいと思います。

難病発症から海外出張まで取り組んだこと

  1. ストレスフリーの環境を作る
  2. 専門性を身に付ける
  3. 開業届を出す
  4. 語学力を高める

1~4の順番に解説します。

この中で最も重要なのは、「1.ストレスフリーの環境を作る」です。
人によるかと思いますが、ストレスを積み重ねて原因不明の病気で体調を崩される方が多いと聞きます。強直性脊椎炎を発症した当時、仕事のストレスがすごかったこともあり、多少は影響していたのではないかと思います。

「すぐに海外に行きたい!」という気持ちは一旦しまっておいて、まずは心身の健康を整えるところから考えていくのが先決です。

それでは、順番にテーマについて解説していきたいと思います。

プロセス1:ストレスフリーの環境を作る

ストレスフリーな環境

人によっては別の選択肢があるかもしれませんが、私の場合は退職でした。職場の人間関係が最悪で、上司からのパワハラも日常茶飯事でした。その矢先に難病の発症ときたものなので、踏んだり蹴ったりの時期でもありました。数年間勤務しましたが、気持ちが切れたこともあって結局退職しました。

退職した後は、見える世界全てが変わったと言っても過言ではありません。それまでは仕事のことばかり考えていた脳みそが、新しい活動を求めている不思議な毎日を過ごしていました。

体調もある程度回復してきたので、以前趣味で続けていたギターと陸上競技を再開し、近所の公園で練習していました。ギターを弾いていると小さな子供たちが寄ってくるので、発表会のような雰囲気になることもありました。

心身の状態をリセットできた背景には、退職による環境の変化がありました。その矢先に中国人の友達と海外旅行をしようという話になり、台湾で再会しました。難病を発症した後の初海外は、感慨深いものとなりました。

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プロセス2:専門性を身に付ける

専門性を身に付ける

過去の記事では、難病患者が専門性を身に付ける意義について書きました。というのも、難病患者は健常者と比べて、体のコンディションの面でハンデを背負っていることが多いからです。特に強直性脊椎炎の場合は、歩行困難・寝たきりなど過酷な生活を強いられることもあります。そうなると仕事を続けられるのか?という不安が常に付きまといます。在宅やリモートワークで仕事をできる環境をどのように作るのか?と考えると、その前提としてある程度の専門性を持たなければいけません。

難病患者が専門性を身に付けたい場合、おすすめは何か?と聞かれれば、迷わずこの3つを勧めます。

  • Webデザイン
  • Webプログラミング
  • Webライター

理由は以下の通りです。

  • 歩行困難でも業務を行える
  • 独学でも体系的な知識を身に付けられる
  • パソコン一台+ネット環境で学習ができる
  • ネットでは自分と似た境遇の仲間と切磋琢磨できる

Webデザイン

Webデザインに挑戦する場合、ほとんどのケースでAdobe PhotoshopとAdobe Illustratorを使用することになるでしょう。過去の記事にも書きましたが、大事なのは両ソフトの全ての機能を覚えるのではなく、必要な機能を効率的に覚えることです。その点ではメンターを早めに見つけるのが得策でしょう。そこから練習を積み重ねていけば自然と上達します。

Webプログラミング

Webプログラミングの分野は複数あるので一概には言えませんが、基本的な知識はインターネットで習得できます。過去の記事にも書きましたが、ferretprogateではWeb関連の基礎知識を無料で学習できます。一度に全てを覚えようとせず、1日に1コマという形で、徐々にメニューをこなしていくと心身への負担が少なくして継続できます。

Webライター

ライティング能力は実践で身に付けていくことになります。記事設計、記事のポイント、SEO対策を考慮した構成など。スクーリングも学びの選択肢になりますが、それ以上に実践を通して身に付けると勘を掴めるのではないかと思います。

一旦専門性が身に付けば、今度は独立して動いていくだけです。その過程で一緒に仕事できる人が見つかれば、協業という選択肢も生まれます。

3.開業届を出す

開業届を出す

次のステップは開業届の提出です。税務署へ必要書類を持ち込めば、手続きはすぐ終わります。私は青色申告を選択しました。ここで重要だったのは、協業のパートナーを既に見つけていたことです。

協業のパートナー

もともと専門学校でWebデザインとWebプログラミングを勉強していたこともあり、修了前には何らかの形でパートナーを見つけたいと思っていました。というのも、一人だけでできることが限られており、業務を通した成長というのも現実的ではありませんでした。運良く学校の実習で出会った方から協業のお誘いを受け、開業と同時に協業も開始することになりました。本題である海外出張も、この時からお世話になっている方と協力して受注した案件で実現できたものです。

具体的な流れは以下の通りです。

パートナー企業と業務委託契約を締結する

ここで定収入を確保できるようになります。契約当初はお互い様子見という時期が続きますが、事前に信頼関係ができていれば問題ないでしょう。

パートナー企業と協力して大手企業から案件を受注する

「二人で●●千万稼ぎたいね!」という話になると、パートナー企業との業務委託契約だけでなく、大手企業から仕事を受注して納品する方が効率的です。毎回客先による検品がついて回りますが、会社によってはプロジェクトの人手が足りないという課題を抱えていることがあるので、そこへ業務提案をさせて頂きながら受注へつなげるのが最初のステップになります。本題の海外出張もこれによって可能となりました。

4.語学力を高める

語学力を高める

海外出張なので、語学力がなければ仕事になりません。もともと学生時代に英検1級を取得していましたが、英語の勉強を続ける中で最も難しいと感じているのは「リスニング」です。海外で得た情報を記事としてメディアに載せていく上で、語学力は欠かせない要素でした。

シンガポールでは「シングリッシュ」と呼ばれる独特の発音・イントネーションで会話が行われます。特にカンファレンスやセミナーでは、TVのように丁寧に話してくれる人はほとんどいません(笑)ボイルレコーダーや発言の確認などを通して、精度の高い記事を仕上げていくことになります。それに対応できるようになるためには、動画サイトの視聴など、何らかの形でネイティブの発音に慣れる訓練を続け、仕事で実践していかなければいけません。

難病を発症しても海外で仕事をしたい

難病を発症しても海外で仕事したい

強直性脊椎炎という難病には個人差があるため、必ずしも私のケースが当てはまる患者様がいるとは限りません。病状が進行している時には、まず治療が最優先となります。身体の状態が落ち着いてから、本記事でお伝えしたことを思い出していただければ幸いです。

難病を発症しても海外で仕事をしたいという願いを持ち、努力を積み重ねていけば必ず願いは叶います。難病に負けずに、自己実現を目指しましょう。

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